シャープが31.4%という太陽電池モジュール変換効率を達成!世界記録更新。

これは嬉しいニュースです。現在販売されている太陽電池モジュールの変換効率はほとんど20%以下で、結晶形で「世界最高」を更新といっても、1~2%伸びる程度でした。それが、大幅アップでモジュール変換効率31.4%を達成。しかも軽量フレキシブル製造コストも下げられるということで、今後、小さな屋根にも十分な発電量の太陽光パネルが設置できるようになります。

Sharpの新開発、化合物3接合型太陽電池モジュール、変換効率31.7%を達成。

Sharpの新開発、化合物3接合型太陽電池モジュール

以下、NEDOのリリースから引用します。

太陽電池モジュールで世界最高変換効率31.17%を達成

―軽量・フレキシブルも実現―

NEDOのプロジェクトの一環で、シャープ(株)は、太陽電池モジュールとして世界最高の変換効率31.17%を化合物3接合型太陽電池で達成しました。

今回の成果は、これまでの世界記録24.1%(2012年、Alta Devices)をはるかに超えるものです。試作されたモジュールは、実用化に向けて十分な約31cm角の大きさを実現しました。さらに軽量かつフレキシブルな特徴を兼ね備えており、発電コスト低減だけでなく、高効率化と軽量化が求められる自動車等への展開も期待できます。

NEDOは、発電コスト7円/kWh達成と併せ、自動車搭載等の高付加価値技術の開発も進めます。

Sharpのウェブサイトからも一部抜粋。

一般的に、化合物系の太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど、複数の元素から成る化合物を材料とした光吸収層で構成されます。光の吸収特性が異なる複数の材料を組み合わせることで、太陽光の波長をより幅広くとらえられるため、高い変換効率を実現できます。

 当社の化合物3接合型太陽電池セルは、「インジウムガリウムリン(InGaP)」、「ガリウムヒ素(GaAs)」に「インジウムガリウムヒ素(InGaAs)」のボトム層を加えた3つの光吸収層から成り、太陽光をより効率良く電気に変換できる独自の構造を採用しています。本構造を持つ小さなサイズのセル(面積:1.047cm2)で世界最高(当時)※3の変換効率37.9%※4を達成したことを2013年4月24日に発表しました。そしてこのたび、より大きなサイズの太陽電池セルの開発とモジュール化に成功。モジュール(面積:968cm2)としても世界最高の変換効率を達成しました。

3人以下の住宅用なら4kWh以下の太陽光パネルでも、蓄電池があればエネルギー自給生活はできると思いますが、やはり同じコストでできるだけたくさん太陽のエネルギーを蓄電できれば安心です。

次世代型の量子ドット太陽電池などは、理論的には変換効率75%も達成できると期待されています。マンションなどのベランダでも手軽に太陽光パネルを設置できる時代が早く訪れてほしいものです。

 

参照: シャープ、化合物3接合型の太陽電池モジュール(31cm角)で変換効率31.17%に[環境ビジネスオンライン2016年5月20日掲載]

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