家庭の太陽光発電システムで作る電力量(kWh)はどれぐらい?

一般的な戸建住宅の屋根に設置される太陽光パネルはだいたい出力3~4kWh(キロワットアワー)で、メーカーが統計をとっている年間の発電量は3,500~6,000kWhになります。出力1kWh当たりの年間発電量は最低でも1,200kWhを超えている場合が多く、シミュレーションより多い1,300kWh超も計測されています。

1世帯の年間電力消費量は、2014年データで5,156kWh (2012年以降下落傾向)。

ファミリーソーラーさん現在は売電を想定している場合が多いので、90%である4700kWh発電できていれば十分と言われますが、これで蓄電池があれば、雨の日が2日ぐらい続いてもほとんど自家発電だけで賄えるようになります。

SBエナジーが、2012年2月から2013年6月に10社の太陽光パネルを設置し、発電量を比較したデータがあります。これを見ると、HITを含む結晶系の約1200kWhをしのいでいるのが、ソーラーフロンティアの化合物系CISパネルであることがわかります。

メーカー パネル種類 パネル型番 年間発電量
(1kWあたり)
システム
出力係数
ソーラーフロンティア CIS SF150-K 1313kWh 0.93
サンテックパワー 多結晶 STP280-24/Vd 1253kWh 0.89
インリーグリーン 多結晶 YL235P-29b 1249kWh 0.89
京セラ 多結晶 KS2381P-3CFCA 1258kWh 0.89
シャープ 多結晶 ND-193CA 1257kWh 0.89
カナディアンソーラー 多結晶 CS6P-230P 1244kWh 0.88
伊藤組モテック 多結晶 MTPVp-210-MSDM 1239kWh 0.88
パナソニック HIT VBH13215TA 1219kWh 0.87
三菱電機 単結晶 PV-MGJ250ACF 1214kWh 0.86
カネカ 薄膜ハイブリッド U-ZE115 1170kWh 0.84

このデータではHITは意外と他の結晶系と比べて発電ロスを減らす効果が出てません。

ただ、PanasonicのHITモジュール変換効率の高さが現れるのは、同じ面積あたりの発電量です。別のデータでは、30m2当たりの発電量で、他社製品を大きく引き離し、平均値より32%多い6,649kWhを出しています。ソーラーフロンティアは平均より18%少ない4,126kWhでした。

予算が多めでもOKで、限られたスペースでできる限りたくさん発電したいときはPanasonicのHITパネル、屋根の大きさや条件が最低ほしい発電量を満たしていて少ない予算で発電したいときにはソーラーフロンティアのCISパネル、という選択肢になるかもしれません。(実際には、気候や他の条件、設置業者が得意とするメーカー製品の値引率などでも変わってきます。また、長期保証や品質も無視できない条件です。)

太陽光パネルメーカーのサイトには、発電シミュレーションのページがあります。

パナソニックの光熱費シミュレーション
京セラ住宅用ソーラー発電シミュレーション
SHARP 発電量シミュレーション

過去数年、太陽光が奨励される前から、ソーラパネルを導入した人たちのデータで、
地域ごとの発電量をシミュレーションするのに便利なサイトがありました。
SOLAR CLINIC 太陽光発電ユーザー支援サイト 予測発電量検索
郵便番号を入力すると、推定発電量が出てきます。
(蓄電池を利用しない場合の計算値のようです。)

一般世帯での導入例で多い、出力3~4kWhというのは、容量7kWh以上の蓄電池を導入していればまず十分な電力を供給します。

例えば、最近のエアコンの消費電力は600w。つまり1時間に0.6kWの電力を使うわけですが、3.5kWhの太陽光パネルで、10%ぐらいのロスで蓄電するとして、エアコンつけっぱなしでも1時間で2.55kW(=3.5kW x 0.9 – 0.6kW)蓄電できます。他にも冷蔵庫や照明などに電気を使っても2kWぐらいは1時間で貯まるわけです。お天気のいい日であれば、太陽が出ている間、こうして蓄電できます。蓄電池容量が10kWhあれば2日間雨が降っても大丈夫だといいます。

月平均で400kWh以上使う世帯が多いですが、冷暖房が不要な季節は、半分の200kWhで足りる家庭も多いし、二人世帯、単身世帯では100kWh以下で過ごす場合も珍しくありません。

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